うさぎ と くま の物語 (完)

 

目を開けて、ふと斜め上を見上げると、美人さんの顔があった。


にっこりと笑う表情は…今まで見た女の人の中で一番キレイだと思った。


「あなた、何か部活入ってる?」


美人さんが笑顔で聞いてくる。


「へ?いえ…何も…」


ピンとくる部活がなくて、私は何も入ってなかった。


って、何でそんなことを…?


「よしっ!決まり!ようこそ、柔道部へ!」


美人さんの手が、柔道場の入り口を差す。


「梨乃?おまえ、何を」


「クマ太郎は黙ってて!」


ようこそ?


柔道部へ?


……………。


「………………はいい!?」


どういうことですかぁぁぁ!?






………これが篠田センパイと梨乃センパイとの出逢いで。


それからは超早かった。


気付けば、柔道部のマネージャーになってたんだ…。


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