「あ、あんまり見ないでよ…!」




そう言って、元の姿に戻ってしまった。




「ずっと、人間の姿でいてくれればいいのに♪」
「い、いやだよ…!」
「どうして? そんなに恥ずかしいの??」




そう聞いた瞬間、一瞬だけど暗い顔になった気がした。

だけどすぐに笑ってこう言った。





「恥ずかしいのっ」




それから、カルはそっぽを向いてしまった。




カル、何か隠してる?
私の、考えすぎかな…?




そう思ってると、どうしたの?と璃鶴に聞かれた。




「どうも、してないよ♪」




そう答えても、疑ってるようだったから、ほんとだよっ!って付け足しといた。




それから、一時間くらいペチャクチャしゃべったあとで璃鶴は帰ってった。