Material Boy

ガチャ


「お茶を入れてきました。」



野乃はその先を遮るように室内に入ってきた。



3人は無言でお茶を飲み、コロッケを食べた。


「う~んソ-スがなくて残念~!」


室長のセリフに、野乃と遥火がハハッと笑い。


一気に和やかな空気が流れた。


「じゃ、残りは営業部に差し入れしてくるから。

 ゆ~っくり行ってくるから。二人もゆ~っくり休憩してていいからね~。」


そう言ってスキップして出て行った。


「もう室長ったら子供みたいなんだから。」


「まあ、実際子供だし。」


二人で顔を見合わせ笑った。