Material Boy

企画室のドア開け固まってしまった。


「何??」


部屋中の大の上に色とりどりのオブジェや作品が並べられ、

小さな美術館化していた。


「おう、遅かったな。」


「あ、ごめんなさい。」


「どういたしまして。」


「え?」


「あれ、違うの?こういう時に使うんだろ?」


そういえば、昨日私が言った言葉を復唱してたっけ。


「う~ん微妙。ありがとうの後かな。」


「そっか。」


鼻歌歌いながらバラバラなオブジェを組んで行く。

昨日転がり出した怪しげなものも作品に組み込まれると、

ちゃんと芸術品になっていく。

凄い。この人はやっぱりア-ティストなんだ。