Material Boy

「どうしたの大丈夫。」

「会いたかった野乃。」

「うん。」

「俺こんなんじゃ、ダメなんだよ。」

「ん?」

「もう直ぐ、カフェ完成する。」

「うん、そうだね。楽しみ。

 遥火のデザインがいっぱい並ぶね。

 みんながあなたの作品、見たり、買ったりして

 くれるよきっと。」

「俺。これが終わったらアメリカに戻るんだ。」

「え?」

「いちご達と向こうに行くことにした。」

「うちの会社、

 アメリカに事務所を持つことになったらしい。

 俺はあっちで、その橋渡しや、

 デザイナーの発掘任されるんだ。」