Material Boy

次の日、

まだ、時差で起きられない(もしかしたら霊障ってやつじゃない?)

遥火を残して、会社に向かった。


会社に着くと、一緒にアメリカから戻った牧口はすでに出勤していた。

「あら、おはよう、彼はどう?体調は戻ったかしら。」



「あ、ええ、ただ、昨日の今日なんで、休みます。

 牧口さんこそ、時差とか平気ですか?」


「とりあえず報告をね?私は彼のマネージメントを兼ねてるから、

 明日からは、しっかり働いてもらわないとね。」


「あの、マネ-ジって、はる…滝沢さんは、私たちと働くんでしょ?」


「そうね、だけどあの人は広告塔。

 それ以外の仕事もしなくちゃならないから。

 今までのようには行かないわ?」


「そんな話聞いてないです。」