Material Boy

「何だかな~、、」


独り言を言う遥火に室長が声をかける。


「ご苦労様パンダくん。」


「あ、いちご、悪い会議サボっちまった。パンダって何だ?」


「あはは、十分いい仕事したじゃない。ねぇ?」


「はい、おかげで、店舗売上も凄くて、午前中も発注かけてるんです。」


山根がニコニコしながら弁当とペットの水を手渡す。

「やった~!!」

と言いながら水を一気飲みし、弁当にがっつく。


「遥火のおかげで次の企画も行けそうよ。」

「マジで!」

「わざわざ、アメリカから来てもらったんだもの絶対成功させるわ。

 帰ったら、作戦会議よ。」

「おうっ」

「但し、整理券の人たちの対応が終わったらね。パンダくん!」

「何だよ、俺?パンダ?」

野乃は苦笑した。