パスタが茹で上がった頃、

お酒やらつまみやら

いろいろ持って遥火は部屋へやってきた。


「今日は飲むぞ～！！」

「本番は明日なのに…」

「俺たちの仕事はここまでなんだろ？あとはフォロ-に回るだけ。

　成功するとは思うけど、失敗でもしたら飲めないだろ？

　前夜祭ということで！」

　
「わ！」

持たされた、グラスにたっぷりとビ-ルが注がれた。

遥火も自分のグラスになみなみと注ぎ、

「ハイ乾杯！」

ガシャっと勢いよくグラスを合わせてから、

美味しそおうにゴクゴクと飲み干した。

あまりにも綺麗に飲み干したので、

野乃は思わず凝視してしまった。


「ほら、野乃も飲んで！」

そう促しながら、また自分のグラスに注いだ。