「何何?何の話?」
「それがねーーーーーー」
話の事が大きくなり結婚してるまで飛んでしまった。
「浅倉、木村ちょっと良いか?」
須藤課長に休憩後に会議室に呼ばれた。
「2人は一体どんな関係なんだ?」
「私、退職します。」
「「!?」」
「こんな曖昧な関係で同じ社に居るのはやっぱりよくないし、もうこの体で働くの辛いから…」
やっぱり甘えられない。
馨にも今の関係は失礼だと思い始めてた。
馨を切り捨てる事も受け入れる事も出来ない自分は甘い。
「木村!?」
それに主任になって生き生きしてる馨の足手まといになりたくない。
「引き継ぎはチャント牧さんにお願いします」
「茉!!何言ってんだよ」
「前々から考えててね、明日退職届持ってきます」
「木村が考えて出した答えに文句は言わないけど、浅倉とよく話せよ?」
その後の馨は怒ってた。
「茉ちゃん、浅倉と何かあった?」
今井さんに言われたが“何も”と言って話を終わらせた。
定時で上がり用足しと食材を買って帰ると仁王立ちの馨が門で待ってた。
「何時だと思ってる?」
7時?
「ごめん…なさい」
「身重なのにそんなに買い込んで」
買い物はついでで本当は瀬戸口さんの所に行った。
「やぁ、茉ちゃん体調はどう?」
「順調です。8ヶ月目に入ったんで仕事も辞めようかなって……」
「馨君は?元気?」
「主任になって生き生きしてて…あっ今日伺ったのはチョット聞きたいことがあって」
「何かな?」
「不動産を紹介して貰えませんか?」
驚いてた。
「馨君と上手く行ってないの?」
どんな意味?
「ぶっちゃけ男女が一つ屋根の下に居ればねぇ?」
恵さんの親友なのに…“尻軽女”って思っただろう。
「恵も恵だよな?馨君に茉ちゃん託すか?
」
託されてたんだ……じゃぁ、馨の私に対する気持ちは先入観かもしれない。
チクッ
「一応紹介するけど、馨君とチャント話し合いなさい」
皆、同じ事言うのね?
「ここの不動産の社長とは昔からのゴルフ仲間でね!口利いとくから都合の良い日に連絡して行くといいよ!」
助かった。
「ありがとうございます」
「いいよ。」

