そして数日後、
「今日の夜、プロポーズするから」
朝っぱらこのメールで起こされた。
「母親になんだな……微妙〜」
その夜、他の部署の尻拭いをしなきゃいけなくなって立ち会えなかった。
「浅倉〜、何でさぁ茉ちゃんに厳しいの〜?」
高橋さんが飴を舐めながら聞いてきた。
「あいつ、俺の親父と結婚するんです…」
「はっ!?」
「えっ!?茉ちゃん結婚すんの!!」
「マジか〜!」
「ナコードは俺か?」
「式は挙げないって言ってました」
「ダメじゃん↓↓」
「まだ、プロポーズ受けるか判らないですしね」
「年下の母ちゃんってどうなんだろうな?」
「…微妙です」
「茉ちゃんが結婚かぁ…」
悲しい結末が待っていても貴女は親父と結婚するのか?
プロポーズは成功に終わった。
その週末、木村が親父のマンションに引っ越すと聞いて様子を見に行ったら
唖然としていて笑えた。
その日は細やかなパーティを3人でやり、翌日

