舌打ちを一つして、シュンは、一番近い教室に飛び込んだ。 なんでもいい、持ち上げられるもの。 周りを見回して、丸椅子を掴む。 「……シュン!? なにを、」 そして、勢い任せに、窓に叩きつけた。 ばんっ、と鈍い音がする。 ユカリの短い悲鳴が聞こえる。 「クッソ、……っら゙ぁぁあ゙!!」 怒鳴り声。 がん、がん、と、続けて響く。 もうやめて、と、悲鳴のようなユカリの声が聞こえて、シュンはやっと、振り上げていた腕を下ろした。