次の日。
私は親に別れを告げ星賀の家に向かった。
結局昨日は星賀の家に行かないで荷物整理をしていた。
家の前に来るとインターホンを鳴らした。
中から、寝起きの声がする。
そしてしばらく待っていたらガチャッと家のドアが開いた。
「あっ!おはよう!星賀。まさか寝起き?」
「あぁー。早く上がれ。」
星賀はめんどくさそうに私を家に入れた。
「今、母親いねぇーから!適当に座って。」
「うんっ!」
星賀と二人きりになるの何年ぶりだろ!なぁーんて考えていたら。
「何じろじろ人のこと見てんの?変態さん♪」
なんて言われた。
「は?星賀の方が変態さんだしっ」
「どういうとこがだ?ないだろ?」
と言われ言い返せない私。
「うるさい」と言って私の部屋はどこ?と聞いた。
するととんでもない答えが返ってきた。
「ぇ?俺の部屋。正確にいえば俺と一緒!」
と笑いながら言うもんだから超恥ずかしかった!
同じ部屋は嬉しいけどちょっと照れくさくて星賀が見れなかった。
そうして二人で会話しているうちにおばちゃんが帰ってきた。

