「ふざけやがって!!カエンの奴 ちゃんとした理由がなきゃ ぶん殴ってやる」 「ふぁ、ふぁくしょん!!」 鼻水をティッシュで拭うと 側にあるゴミ箱に投げ捨てる。 「今夜は、いい風が吹くな」 黒いマントをはおり 一人満月を眺めるカエン。 「グズグズするな 追っ手の天使どもが来るぞ」 そう言うと一人 闇夜に消えるルシファー 俺達は今日、魔族になる。