彼の描く世界



そこには、いつも彼が描いていた川原の絵が、絵の具で色付けされていた。



「でも……色が……」


そう、その色はあたしに見える風景ではなかった。


水の色は黄色だし、空の色はピンク。


凄く上手で綺麗だけど、基本寒色が多いこの場所を
なぜか全部暖色で塗られていた。