彼の描く世界



「え!?」


今度は彼がびっくりする番だ。


今度はあたしから、彼を抱き締めた。


相手はあたしより遥かに長身なので、あたしは膝立ちしないといけないけど。


「あたしは、いなくなったりしないよ」


まさか、自分がこんな台詞を人生のうちで言うとは思ってなかった。