結局、そのワンピースに決めて家を出た。 待ち合わせ場所に行くと、もう神谷くんはいた。 「ご、ごめん!遅くなっちゃって……」 「別に……」 何か冷たい? 神谷くんは全く私と目を合わせない。 「どーしたの?神谷く……」 「お前なぁ………」 呆れたように口を開いた。