もう、この図書室なんでこんなに広いの! 入口までが遠い……。 増岡綾綺は眠いからか、全然動かないし……! 「増岡綾綺、しっかりしてよ~~!」 すると、そのときだった。 ガチャン――― 「……なに、今の音……?」 ま、まさか……! 私はドアまで走ってドアノブに手をかける。 「あ、あかない……」