「神谷くんって、好きな子いるのかなぁ」 「さぁ……」 そういえば、神谷くんの好きな人とか聞いたことないな。 神谷くんってどういう子が好きなんだろう。 やっぱり、加恋みたいに女の子っぽい可愛い女の子なのかな? ……って、私なに考えてるの! これじゃまるで神谷くんのこと……好きみたいじゃん。 考えるのやめたやめた! 「よし!今日は遅刻しなかったねー」 校門をくぐり抜ける時に加恋がガッツポーズした。 「そうだね」 なんだかテンションが上がらないまま、教室に入った。