「う、うん。実は俺も手紙書い―――」 「ばいばい、悠くんっ」 『手紙を書いたんだ』と言おうとしたけど、茉奈ちゃんは笑顔で俺に手を振った。 それから茉奈ちゃんは帰っていった。 ……渡せなかった。 自分の気持ちを書いた手紙。 茉奈ちゃんに伝えられなかった想いを書いた手紙を……。