でも、茉奈ちゃんはいつも俺の家まで送り迎えしていたお父さんが死んだからか、あんまり来なくなった。
たまにお母さんと来るくらいになった。
俺は少し寂しさを感じていた。
そんなある日。
「茉奈ね、今度悠君の家に来るのが最後なの……」
茉奈ちゃんが少し言いづらそうに暗い表情で言った。
「何で!?」
今度で最後……?
もう会えなくなっちゃうってこと……?
「茉奈、お引越しするんだぁ……お引っ越し先、少し遠いからもう来れないの」
「ウソ……イヤだよそんなの……っ!」
「ごめんね、悠くん……茉奈もイヤだけど……仕方ないんだ……」
もう会えないなんて絶対にイヤだ。
でも、5歳の俺にはどうすることも出来なかった。



