「じゃ、また明日」 校門の前で私は増岡綾綺に頭を下げて、帰ろうとする。 「あ、ちょっと待て」 しかし、増岡綾綺に止められた。 「どうかしたんですか?」 「あのさ、メアド交換しねぇ?」 「……えっ!?」 増岡綾綺の意外な提案に、思わず声を上げる。 「いや、その仁とか悠のことで相談とかできるように……さ」 「え……?」 「ダメならいいけど。少しでも倉持の力になれたらいいなぁとか思っただけ」 「い、いえ……っ!ぜひ!」 増岡綾綺になら2人の相談できそう。 だから……交換しちゃえ!