「まぁ、鈍感だから仕方ないか」 「ど…っ、鈍感じゃないもん!神谷悠はなにもわかってないよ!」 私は鈍感じゃないのに……。 鋭くはないと思うけどさ……? 「……てかそのフルネーム呼びもやめろよ。なんか変じゃね?」 だ、だって呼び方わかんないんだもん。 今までちゃんと名前呼ぶ機会なかったし。 「んじゃ……神谷くん……?」 下の名前で呼ぶのはさすがに恥ずかしいっていうか……。 『神谷くん』が限界だ。 「んじゃそれで。」 神谷くんは満足そうに笑みを浮かべた。