「ただいまー」 あ、お母さんまだ帰ってきてないんだ……。 いつもなら返事してくれるのに、返事がかえってこないもん。 「倉持」 そんなことを思っていると神谷悠が玄関に出てきた。 「は、はい」 「お前……仁と付き合ったんだってな」 「えっ」 何でもう伝わってるの……!? 中山仁……本気で私と付き合う気なの? 意味わかんない……。