「…さん…、水瀬さん!!」
「はいっっ!!」
立花くんに呼ばれてハッとする。
声のする方を向くと、かなりの至近距離に立花くんの顔があった。
「わあっ!!」
女子らしくない声を出して、立花くんを突き飛ばしてしまった。
「ごめんなさい!」
だって距離が近かったから!
鼻がくっつきそうなくらいの密着度。
あたしが考えていた間、ずっと抱きしめられていたなんて…。
「大丈夫だよ、驚かせた俺も悪いし」
そう笑って答えてくれる立花くん。
優しいなあ……。
これがモテる秘訣なのかな。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…