帰り道。

君を見上げた。


「私よりだいぶ大きくなったね」


その言葉に微笑んだ君。


「当たり前だろ?

もう、高校生なんだから」


そう言って、私の頭を撫でた。


「・・・」


黙り込んだ私を見た君は、

心配そうに

私を見つめた。


「どうした?」


その顔を、

いつまで隣で見ていられるんだろう。


私は、君に対する

恋心に、

気づいてしまった