『若恋』若恋編





「わたしたちのドチラカが死ぬようなことがあったらそれをバラマクつもりだったの」

ふたりもいいように扱われる人形のままいたいわけではなかった。
無駄に死ぬつもりもなかった。


「ふん、そんなものが証拠になるか」

「なるぞ、狩野」


不敵に笑みを浮かべた狩野を見下ろした。


「証拠はこれだ」




床に放り投げたもの。








それは―――二丁の銃だった。