闇夜。 金色に光る2つの瞳。 何の感情も読み取れない2つの瞳。 宙に浮いたその瞳だけが、彼女を見つめている。 「天宮りお」 恋慕うのか 憎しみなのか 妬みなのか それさえもわからない声音が闇に響いた。 ―――金色の瞳が閉じられゆっくりと闇に溶けた