「別に文句何てない。
だけど私には分かる。お前が本当は何をしたいか。
お前はあの家を継ぎたい。違うか?」



「っ!」



「楼真、彼奴らは楼真の帰りを待ってる。
今でもお前を待ってる。
その為に彼奴は今一人でやってる。
楼真が戻って来るのを願って。
奴等がどれだけ反対しても彼奴は一人で楼真を庇い一人で戦ってる。
だから楼真、そろそろ彼奴らを許してくれんか?戻ってやって来れ。
頼む、楼真。」



そう言って理事長は頭を下げた。