少年は駆ける。

森の中を駆ける。

その背に背負うのは、一人の少女。




「―――っ……こ、ここまでくればっ…」

「付近に気配を察知。五番隊を要求」

「なっ!?……っくそ…」



少年は駆ける。

その顔を苦痛に歪めて。








~がんばりと苦痛~