真っ暗な世界に一筋の光が見えた。


私目が覚めた…?


ということはもうすぐ大切な人に逢えるんだ。


ここは多分,現実と夢を繋ぐ世界なんだと私は思う。


そんなことを思っていたら唇に暖かい感触がした。


久しぶり…


いつも幸せな気分にさせてくれるの。


私は目をつぶった。


そして目を開ける。


するとさっきまでとは景色が違った……。


涙が零れた。


だって…


だって目の前に大切な人がいるの。


譲がいるの…。