自分の身体の重さを感じる。
瞼は重いけど、薄い斜光はしっかりと
自分の感覚として確認できる。

「ノー…ラ?」

疑問形の彼に、

「シユゥ…。」

弱弱しくも、答える。
すると、腰と肩に回っていた手に
力が入る。

「よかった。」

こんなシユウ見た事無い。
心配してくれてたんだ、ウレシイ。