歩太が一言も話さないまま、私達は夕食を食べ終えてしまった。 「ね〜、歩太?さっきの、あの・・・ホントにずっと前の話だよ?」 「・・・。」 もう、お手上げ・・・ 「どうしたらいいの?謝ればいいわけ?私、歩太に謝らないといけないの? 昔の話じゃんっ! 過去が消せるなら消すよ?歩太が嫌がるなら消すよっ! でも、そんなの出来ないじゃんっ!」 私は、気付くと歩太に怒鳴っていた・・・。 .