ずっと楽しみにしていた、旅行当日。 朝の8時に、駅で歩太と待ち合わせ。 『早いんじゃない?』 と言った私に、歩太は、 『遅いより、いいよ。』 と、言って決定した、朝の8時。 私が駅に着くと、歩太は、すでに来ていた。 「歩太、おはよ〜!」 私が笑顔で近づくと、歩太は嬉しそうに私の頭を撫でる。 歩太のその顔を見るだけで、歩太がこの旅行を、どれほど楽しみにしていたかという事が、分かるくらい・・・。 .