アタシ。






アタシは、心の中で小さく溜め息をし
荒川先輩を追いかけ二階へとのぼった




階段をのぼりきると少し先に
荒川先輩の大きな背中が見えた




部屋の前で立ち止まり
誰かと話をしているようだ






先輩の後ろまで行き、少しだけ除きこんでみた








すると、気配を察したのか
先輩とその話相手はこちらを向く





「あ、碧ちゃん
 コイツ俺の弟くーん!マイブラザー!
 碧ちゃんと同じ年だよー」



話をしていた相手を指差し
淡々と話始める荒川先輩





「名前は冬哉(トウヤ)くーん
 17歳のムッツリスケベボーイ
 俺と超仲良しの兄弟なのー
 仲良くしてあげてね碧ちゃんっ」


最後に、アタシに向かってウインクして決めた




それと同時に、荒川弟に睨み付けられる先輩



「ムッツリスケベじゃねぇし
 てか別に仲良くしてほしくねぇし」


アタシのとこまでギリギリ聞こえるか聞こえないか
ぐらいの声のボリュームでボソッと呟いた荒川弟