「葵の髪ね、反射して眩しいのよ~」 「そこらへんは、あんまり気にしないでよ」 あたしが染めた直後は、何も言わなかったくせに、今になって言いやがる。 「ここみたいね」 里紗子ちゃんに書いてもらった地図を見た。 確かにこの場所だ。 中に入るとけっこう広く、部屋数も多い。 「あ!あたしあの部屋ちょうだい」 あたしが指差したのは、窓から海の見える場所。 そして… 「ひまわりが…見えるから」 海の手前に、黄色いひまわりのじゅうたんが広がってる。 「いいわよ、別に」