「美海……茜…っ」 葵は涙を流した。 …やっぱり、戻ってきてよかった。 「もう、葵~っ!」 「葵ちゃーん!ちょっといいかしら?」 奥から、おばさんの声が聞こえた。 「はーい!ちょっとごめんねっ」 呼ばれた方に向かう葵。 私たちは葵を待つため、店内を回った。 あんまり広くないのに、品数が多くて。でも、狭くはない店内。 昔から、すごい不思議に思ってた。 「なぁ、美海」 茜が私の肩を叩いた。 「これさ、葵持ってなかったっけ?」