小刻みに震える俺の手から

オーダー票を受け取ると、

「少々お待ちくださいね。」

と言い、

教科書が高く積まれている

場所へと行った。


あの香りにあの可愛さ、

全てが反則だろ。


一回高鳴りだした鼓動は

治まるどころか勢いが増している。


あの女性の全てが

愛しく感じ始めていた。


暫くして女性スタッフは

大きな紙袋と共に戻ってきた。