あくびをして体を伸ばす。


「……んー…?」

違和感を感じて布団を見る。

なんだろう、ふわふわしててあったかい。


「ん…。」


「……。」

え?


半分寝ていた頭は完全に起きた。

そっと寝ているであろう顔を見て気づいた。


「……何故ここに。」


空き部屋になっていた部屋に入った筈なのに、航平がいる。

しかも

無防備な顔をして寝ている。