「やめてください!」


バシッと手を叩く音がする。



「いいじゃないか、ね?」

少しの隙間から顔を見ると、二人の男が居た。


一人は小柄の男、もう一人はあの時の男だった。


「離してっ…離せ!!」

「はぁ…静かにしろっての。」


人気のないところでやることなんて

一つしかない。