いやいや待て待て。
なんでこんな展開になったんだよ。

これじゃ全年齢の小説じゃなくなるじゃんかよう。

え、何?そういう展開なのか?え?


「…お……誠。」

遠くから声が聞こえてきて、そちらに意識を寄せる。


「…起きろマコ。」

「ん…何。夜這い?」


少しふざけて答えると白い細い指が俺の頬をつねった。

「残念だったな、今は朝だ。」
「あっそ、んじゃおやすみ。」


時計をチラリと見て二度寝をしようと瞼を閉じた。