「そう言って毎回俺に手伝わせるな。」


悔しいけど航平、頭いいもん。

バカの俺には口では勝てないし。


「そういって手伝うくせに。」


なんだかんだ言って手伝ってくれるコイツは、本当に優しい。


「…お前が進級できなくなったらお前が苦労するからだろ。」


真顔で言われて、命の危険を感じた。

まさか……


「俺のテスト知って…gkbr」


「今回も赤点だったな。しかも100点中12点って……。頭が痛い。」