下りると丁度いい匂いがしてくる。

「後少しで出来るぞ。」

「ん。」


どこから持ってきたのか、ピンクのエプロンをしていた。

何故か不思議と違和感はなかった。


「なんか怖いな。」

マコの料理を食べたことは一度もない。単に俺が食べなかっただけだが。


「……食べてから文句を言え。」


包丁を持ちながら睨んできた。

流石の俺も怯む。