「はぁ……。」
「……俺のせいじゃない、棚が悪い。」
今のは航平が悪いだろと言いそうになるのを我慢して店員さんに謝った。
「いえいえ、元気な弟さんですね。」
弟?あぁ…周りから見たらそりゃそうか。
ポリポリと頬をかく。
「いや、兄弟じゃないっすよ。」
「ほら、お前も謝れ?」
すると渋々といった感じで頭を下げた。うん、これでよし。
「それじゃ、本当すみませんでした…。帰るぞ…あれ?」
「……たっく。」
店員さんにお辞儀してから航平の後を追った。
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