不思議系男子のブラックスイッチ【完】



「……、」

露骨に嫌な顔しやがった。


「いやね、コンビニには食料という食料はないんだ、分かるよな?」

電気をつけてリビングを見る。……やっぱりな。


「コンビニの方が近いんだからコンビニで…。」

「却下に決まってんだろ?航平が思ってるほど、誰もが破壊的な料理を作るっていうのは違うからな。」


「俺の方がマコよりマシな気がするけど。」
ボソリと言った。


「……悪いが野菜を洗剤で洗う奴よりはマシだと思うぞ。」

まぁ期待しとけと言って、航平の腕を掴んでスーパーに向かった。