「…あれ? 君は確か由香利チャンが入った次の日に
新しく入ってきた……」
「…はいっ!
覚えててくれたんですかぁ?
瑠美、今日ハッピーデイかもー!」
うっげ…
こーゆー女って好意持たれると面倒くせーんだけどなー
「…何かあった、岩瀬さん?」
「えーっ? 岩瀬だなんて…
瑠美でいいのにぃ〜!」
そのバッサバサのつけま、何とかしたら
考えるかもな……
「…っあ! それでね、鷲さんっ!」
秘密話でもするかのよーに耳元に顔を近付けてくる、つけまオバケ。
香水キツイっての。
でも、次の言葉で
そんなもんは頭から吹っ飛ぶことになる。

