「…由香利ちゃん!


おーはよ?」


一日が開けて、どんなに眠くても

どんなに こっぱすがしくても



日常ってもんは、死ぬまで止まっちゃくれねーし


仕事だって休みなく存在するわけで…





「…お、おは、よー ございます。」


挙動不審のようにキョロキョロしながら

一言、若干失礼な態度で

ボソッと呟くような挨拶を返すと、


いつものことながら、フイッとそっぽを向き

そそくさと逃げるように去っていってしまう、彼女。





「…プッ」



昨日はあんなに素直だったのにね?