「…はぁ、もーいいって。
我慢しねーで全部吐き出しちまえよ。
さっきまで、あんな生意気言ってた元気はどこ行ったんだよ、まったく。」
肩を震わせながら、必死に嗚咽を堪える彼女を
わざと挑発したりする俺って、
なんか、だせぇ〜。
でも、まぁ。
たまには、こんな俺もありだったりするんじゃねーの?
ギュッと抱きしめる腕に力を込める。
「…ふっうぇ〜ん、っぇ、ぇん、んぅうう〜
バカあぁぁぁ...
なんで、なんで裏切ったりすんだアホぉ〜
信じてたのに…
素直じゃなくて、可愛くないわたしでも
可愛いって、言ってくれたくせにぃ〜……」
俺を誰と重ねてんのか、
腕の中で暴れる彼女。
「わぁ〜った、わぁ〜った。
なんか知んねぇけど、お前も辛かったんだな。
よしよし。」
……ったく。 なんで俺が。
そんなことを思ってもないのに
呟いてしまう自分に苦笑する。
ホントに何なんだよ、この女……
可愛いんだよ、クソ!

