花蓮【完結】

「あたし達は。
売られた喧嘩は買うし、売る。
薬はやらない、ウリをしない。
裏切ったら制裁はする。


……後。
男に媚びない。

花蓮はそれをバックに掲げてるんだ」








もう、哲は何も言わなかった。

あたしの意志がどれだけ強いか、わかったからだろう。





あたしは。


花蓮さえあれば。


もう、何もいらないんだ。






だって、あそこはあたしの居場所だ。






初めて見つけた、あたしのかけがえのない居場所。








哲は何も言わず、病室を後にした。

後ろ髪引かれるような気持ちで後ろ姿を見送った。


声をかけたい衝動を飲み込んで。







これでいいんだ。




あたしがレディースを辞めることはない。
中途半端に投げ出すことは絶対にない。



高校卒業の引退まで。








あたしは辞める気なんかこれっぽっちもないんだ。