花蓮【完結】

「こんなケガして…丸一日寝てたんだからね?」


「…まじで」


「まじでじゃないよ…傷残ったら将来どうすんの!」


「将来って」


「お嫁行けなくなるでしょ!」






真剣な顔して何を言うかと思えば。

また、そんなこと。







あたしは面白くて思わず吹いてしまった。



「ぶ!お嫁って!いて、いってー笑わせるなよ」


「あ!なんで笑うの!」


「だって、あたし結婚する気ないし」


「え!」





口を大きく開けて、あからさまに肩をがっくりと落とす哲。


あれ、あたし変なこと言ったかな?


何かな、と一人で考えてると哲があたしをキッと睨み付ける。





「俺とするでしょ!」




また、そんな…。


変なことを言ってるのは哲だったから、また思い切り吹き出した。






哲は真剣そのものだったけど、あたしはおかしくてしょうがなかった。