花蓮【完結】

舐めた真似しやがって…。



血が出ている拳を更に強く握りしめると、あたしはその後輩に二人を病院に連れて行くように言った。

返事をするのを聞く前にあたしはバイクへと走り出す。






その倉庫へはここから10分ぐらいの距離だ。

あたしは思い切りバイクをぶっ放した。





寒さも何も感じない。

ただ、怒りでどうにかなりそうだった。







倉庫につくと、あたしはバイクを近くに止めた。

そして、落ちていた棒を持って凛がいるはずの場所まで向かう。





自分を落ち着かせる様に歩くけど、苛立ちは止まらない。






棒を握り締める力が強くなる。




凛と光の奴らはそこにいた。





凛の隣にはあたしの後輩。

そいつはあたしに話しかけてきたもう一人だった。





見ると、どこも怪我をしてないようでほっとする。





「麻美ぃーこないだはよくもやってくれたね」




あたしにぼこぼこにされた顔の腫れは引いているが、まだ痣が残っている。